国家資格『危険物取扱者 乙種4類』の合格率・難易度・試験の概要・勉強法をご紹介します!
最短45時間・5,000円で転職市場での武器が手に入ります!

エネルギー管理士、施工管理技士(1級管、2級建築、2級土木)、あと施工アンカー主任技士、消防設備士甲種1-4類、などなど、工業系の資格を多数持つ会社員
資格のおかげで転職市場では引く手あまただと知り、「この会社にしがみつくしかない」という焦りが消えました。キャリアを自分で選んでいるという感覚が生まれ、毎日がぐっと楽になったんです。
そこで、同じ気持ちを抱えている人にこの経験を届けたくてブログを書いています。
乙4は僕が一番最初に取った資格です(上司に言われ半ば強制的にですが・・・)。
この小さな成功体験が、その後の資格取得への挑戦を後押しする原動力となっています。
「危険物乙4って難しいのかな?」
「わたし文系だけど受験できる?」
「ネットやSNSでは”簡単”とか”難しい”とか意見が分かれているけど、正直どっちなの?」
そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では危険物乙4の基本情報・合格率・勉強法・転職活用法まで詳しく解説します。
資格取得の第一歩を一緒に踏み出しましょう!
危険物乙4ってどんな資格?【試験概要と受験資格・費用を解説】
危険物乙4(乙種第4類危険物取扱者)は、消防法に基づく国家資格です。ガソリン・灯油・軽油・アルコール類など「第4類危険物」を取り扱う施設で必置が義務づけられており、全国で年間20万人以上が受験する人気資格です。
試験概要 - 科目と出題数の内訳 –
試験時間は2時間(科目免除なしの場合)、5択のマークシート方式です。
| 科目 | 出題数 | 合格ライン |
|---|---|---|
| 危険物に関する法令 | 15問 | 9問以上(60%) |
| 基礎的な物理学及び基礎的な化学 | 10問 | 6問以上(60%) |
| 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 | 10問 | 6問以上(60%) |
| 合計 | 35問 | 全科目60%以上 |
持ち物は受験票(写真張り付け済み)・HBまたはBの鉛筆かシャープペンシル・消しゴムの3点のみです。スマートフォン・電卓・定規類は持ち込み禁止なので注意しましょう。
当日は試験開始の15~20分前までに着席→マークシートに受験番号等を記入 →試験開始(2時間で35問解答)→退室可能時間になったら退室、という流れです
早い人ですと開始30分で退室する人もいますが、周りは気にせず自分のペースで解答しましょう。
また、試験会場は大学や高校の教室が多く、場所によっては上履きが必要なため、事前に受験票の注意事項を確認しておきましょう。
受験資格 - 結論 誰でも受けれます –
危険物乙4には受験資格が一切ありません。年齢・学歴・職歴・国籍を問わず、誰でも受験できます。中学生の合格者もいれば、60代でゼロから挑戦する方もいます。「文系だから」「理系知識がないから」という心配は無用です。

ぼくの知り合いは、小学生の息子さんが乙4、お父さんが甲種合格を目指して一緒に勉強していたよ!
試験は全国各都道府県で年間5〜15回程度実施されており、自分のペースでスケジュールを組めます。申し込みは一般財団法人消防試験研究センター公式サイトから電子申請が可能です。
受験費用 - 約5,000円(トータル1万円前後)-
| 費用項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 受験手数料(乙種) | 約5,000円 |
| 参考書・問題集 | 1,500〜3,000円 |
| 免状交付手数料(合格後) | 約2,900円(都道府県により異なる) |
| 合計(目安) | 約9,000〜11,000円 |
※受験手数料は変更される場合があります。申し込み前に必ず一般財団法人消防試験研究センター公式サイトで最新金額をご確認ください。
危険物乙4の合格率と難易度 - ”誰でも受かる”は本当か? –
合格率 - 年度別推移(2020〜2024年度)-
| 年度 | 合格率 |
|---|---|
| 2020年度 | 36.7% |
| 2021年度 | 33.5% |
| 2022年度 | 30.9% |
| 2023年度 | 32.8% |
| 2024年度 | 31.7% |
ここ5年の合格率は31〜37%程度で推移しています。「3人に1人が合格する試験」です。

入門編の資格なのに、合格率は意外と低いんだよ
実はこれにはカラクリが有ります。入門編の資格として学校や企業で受験を推奨していますが、中には勉強不足の人が一定数いるんです。
「学校(会社)に言われたからとりあえず受けてみるか」と思っても、なかなか身が入らないのは納得できますよね。
なんとなく受けて受かる試験ではないので、正しい勉強法できちんと勉強しましょう!
ちなみに、他の危険物乙種資格の合格率は下表の通りです。
見た目の合格率では乙4が最も難しいと言えますが、勉強不足の人が一定数いることを考慮すると大きな差はないと言えます。
| 年度 / 類 | 乙1類 | 乙2類 | 乙3類 | 乙5類 | 乙6類 |
| 2023年度 | 70.0% | 66.8% | 69.2% | 68.4% | 69.2% |
| 2024年度 | 66.6% | 67.0% | 66.3% | 63.8% | 67.2% |
難易度と偏差値 - 入門~中級 偏差値43 –
危険物乙4の難易度は国家資格の中では「入門〜中級」に位置します。
資格難易度比較サイトでは偏差値40〜43程度とされており、比較的低い水準です。
- 難しい点:化学・物理の基礎知識がゼロだと「基礎的な物理学及び基礎的な化学」でつまずきやすい
- 易しい点:過去問の繰り返しで十分対応できる。出題パターンが安定している
- 注意点:各科目で60%以上が条件のため、1科目の極端な苦手科目があると不合格になる
危険物乙4の有効期限 - 合格すれば一生使えます –
危険物乙4の免状には有効期限がありません。一度合格・交付を受ければ、更新手続きも費用も不要。生涯にわたって使い続けられます。
ただし、保安講習については注意が必要です。ちょっと分かりにくいのですが下の図で確認してみましょう。危険物取扱作業に従事している場合は、3年に1回の受講が義務付けられています(従事していない場合は不要)。

※参照 大阪市 危険物保安講習受講サイクル表
危険物乙4の目標勉強時間 - 社会人でも1〜2ヶ月でいける –
危険物乙4の合格に必要な勉強時間は、一般的に30〜50時間とされています。
| バックグラウンド | 目安勉強時間 | 期間の目安(1日1〜2時間) |
|---|---|---|
| 文系・化学の知識ほぼゼロ | 45〜60時間 | 約1.5〜2ヶ月 |
| 理系・化学の基礎あり | 20〜35時間 | 約3〜5週間 |
| 現場経験あり(ガソリンスタンド等) | 15〜25時間 | 約2〜3週間 |
仕事しながらでも、通勤時間・昼休み・就寝前の30分を活用すれば無理なく積み上げられます。スマートフォンで学習できるアプリや講座を活用すれば、スキマ時間の勉強が格段に効率化します。
危険物乙4の効果的な勉強方法 - 王道は過去問中心 –
危険物乙4の試験は出題パターンが安定しているため、過去問を繰り返すことが最も効率的な勉強法です。
以下のステップで進めましょう。
① テキストで全体像をつかむ - 1〜2週間 –
最初から問題集に飛びつかず、テキストを1周読んで「何が出るのか」を把握します。細かい数字や法令の暗記は後回しでOK。「こういう内容が出るんだな」という、全体の雰囲気をつかむイメージです。
② 過去問を繰り返す - メインフェーズ –
乙4合格の核はここです。同じ問題を3〜5周解き、間違えた問題だけに絞って復習します。
ただし過去問がそのまま出題されるのは稀です。問題の多くは過去問の内容を組み合わせて出題されるので、答えのパターンを暗記するのではなく、「なぜ正解か」「なぜ他の選択肢が誤りか」を理解することがスコアを伸ばす力になります。
③ 科目ごとの弱点を潰す - 最終2週間 –
足切りを避けるため、3科目すべてが60%を超えているか模擬試験で確認します。特に「基礎的な物理学及び基礎的な化学」は文系の方がつまずきやすいので重点的に対策しましょう。燃焼の仕組み・引火点・発火点・指定数量の数値は必ず覚えましょう。
おすすめ参考書3選 - これだけあれば十分 –
① わかりやすい!第4類危険物取扱者試験(工藤政孝 著・弘文社)
通称「工藤本」。危険物乙4のテキストといえばまず名前が挙がる定番中の定番です。
テキストと問題集が一体になった構成であり、ゴロ合わせを使った暗記術が豊富で、化学が苦手な文系の方でも読み進めやすいのが特徴。
「1冊でとにかく合格したい」という方に最もおすすめ。
② 乙種4類危険物取扱者試験(公論出版)
業界内で「合格実績No.1」と紹介されることの多い問題集重視型のテキストです。
各ジャンルごとに「参考書パート→過去問パート」が交互に収録されており、知識を入れたらすぐ実践できる構成。価格も1,870円前後と比較的リーズナブル。
過去問の量をしっかりこなしたい方に向いています。
③ ユーキャンの乙種第4類危険物取扱者 速習レッスン
重要度が3段階で表示されており、語呂合わせや1コママンガなど学習がはかどる工夫が満載。各レッスン末の○×テストで知識の定着を確認できます。別冊ポイント集・赤シート付き。
スキマ時間も有効活用したい方におすすめ。
<番外編> スタディング 危険物取扱者 乙4講座(オンライン)
スマートフォン完結型のオンライン資格講座。動画・テキスト・問題集がすべてアプリ内で完結するため、参考書を持ち歩く必要がありません。通勤時間が長い方や、紙の参考書が続かなかった経験がある方に特におすすめです。
「本は続かない」「スキマ時間を活用したい」社会人に最適。
危険物乙4を活かせる業界・職種 - ガソリンスタンドだけじゃない! –
「危険物乙4=ガソリンスタンド」というイメージが強いですが、活躍できるフィールドはずっと広いんです。以下の業界・職種で乙4保有者は優遇されています。
| 業界 | 主な職種 | 資格活用例 |
|---|---|---|
| ガソリンスタンド(SS) | スタッフ・管理職 | 必置義務あり・資格手当1〜2万円/月 |
| 石油・化学メーカー | 製造オペレーター・保安担当 | 高収入帯・資格手当2〜3万円/月も |
| 物流・倉庫(危険物倉庫) | 倉庫管理・フォークリフト | 危険物倉庫の保安監督者として必置 |
| タンクローリー(運送業) | ドライバー | 危険物輸送に必須・給与水準が高い |
| 建設・工事現場 | 施工管理・資材管理 | 塗料・溶剤類の取り扱いに活用 |
| 食品・飲料メーカー | 製造ライン・設備管理 | アルコール類(第4類)使用工程の管理 |
| 自動車整備業 | 整備士・フロントスタッフ | ガソリン・潤滑油の取り扱いに対応 |
| 航空・空港関連 | 地上支援(グランドハンドリング) | 航空燃料(ジェット燃料)取り扱い |
特に石油・化学・物流の大手企業は、乙4を持つ人材の採用に積極的です。転職後の年収レンジも400〜600万円台と幅広く、キャリアアップ次第では月収40万円超えも現実的な目標になります。
危険物乙4を活かした転職 - 転職エージェントを使うべき理由 –
転職活動を進めるならネット求人サイトよりも転職エージェントをおすすめします。
主な理由は2つ。
- 公開されている求人は、企業が「誰でもいい」と思っているポジションが多いこと
- 業界知識がないと、待遇の良し悪しを判断できないこと
| エージェント名 | 特徴 | こんな方に向いている |
|---|---|---|
| リクルートエージェント | 求人数業界最大級・製造・物流の求人が豊富 | 幅広い選択肢を比較したい方 |
| doda(パーソルキャリア) | サポート評価が高い・化学・製造専門チームあり | 丁寧なサポートを受けたい方 |
| マイナビエージェント | 20〜30代の転職に強い・未経験転職の実績多数 | 未経験職種への転職を考えている方 |
| JACリクルートメント | プラント・化学メーカーに強みを持ち、マッチング精度が高い | キャリアアップを狙っている30代~50代の方 |
まとめ - 危険物乙4は「最初の一歩」として最強の資格 –
ここま内容を整理しましょう。
- ✅ 受験資格なし——誰でも受験できる
- ✅ 勉強時間30〜50時間——働きながら1〜2ヶ月で取得可能
- ✅ 有効期限なし——一生使える国家資格
- ✅ 活躍できる業界が広い——石油・化学・物流・建設・食品など多岐にわたる
「スキルがない」と思っていたあなたへ。乙4は、たった1〜2ヶ月の努力で転職市場での評価をガラリと変えられる、数少ない資格のひとつです。
まずは参考書を1冊手に入れることから始めてみてください。その1冊が、あなたのキャリアの転換点になるかもしれません。
「いつかやろうを”今”にかえて」 明るい未来に向けて歩み始めましょう!
🎯 次のアクション:まずは参考書を1冊買いましょう——動いた人だけが、現実を変えられます。
よくある質問(FAQ)
Q. 文系でも危険物乙4に合格できますか?
はい、文系でも十分に合格できます。試験に数学の計算問題はほとんどなく、暗記中心の科目構成です。「基礎的な物理学及び基礎的な化学」は化学式が出てきますが、工藤本などの参考書に載っているゴロ合わせを活用すれば、理系知識がなくてもクリアできます。実際に文系出身の合格者は多数います。
Q. 独学で合格できますか?スクールは必要ですか?
独学で合格できます。市販の参考書1冊+過去問集で合格している方が多数います。スクールや通信講座は必須ではありませんが、「本が続かない」「スキマ時間に学習したい」という方はスマホで学べるオンライン講座(スタディングなど)を活用するとペースを保ちやすいです。
Q. 危険物乙4の勉強時間はどれくらい必要ですか?
一般的に30〜50時間が目安です。化学の基礎知識がある方は20〜35時間程度で合格するケースもあります。1日1〜2時間のペースで取り組めば、1〜2ヶ月での合格が現実的です。通勤時間や昼休みのスキマ時間を活用すれば、忙しい社会人でも無理なく積み上げられます。
Q. 危険物乙4の合格率はどれくらいですか?
過去5年(2020〜2024年度)の合格率は31〜37%程度で推移しています。約3人に1人が合格する試験です。「誰でも受かる」試験ではありませんが、きちんと過去問対策をすれば合格は十分に現実的です。無対策で臨むと落ちるので、最低でも30時間は準備することをおすすめします。
Q. 危険物乙4の資格に有効期限はありますか?
危険物取扱者の免状に有効期限はありません。一度取得すれば、更新手続きや更新費用なしで一生使えます。ただし、危険物取扱作業に従事している場合は、3年に1回の「保安講習」受講が義務付けられています。現場で従事していない間は受講不要です。
Q. 受験資格に制限はありますか?年齢制限はありますか?
危険物乙4には受験資格の制限が一切ありません。年齢・学歴・職歴・国籍を問わず、誰でも受験できます。中学生や小学生でも受験・合格は可能です。社会人が働きながら取得するのにも何のハードルもありません。
Q. 危険物乙4を取ると、どんな仕事に転職できますか?
ガソリンスタンドをはじめ、石油・化学メーカー、危険物倉庫・物流会社、タンクローリードライバー、建設・工事現場の資材管理、食品・飲料メーカー(アルコール取り扱い部門)、自動車整備業、航空・空港の地上支援など、幅広い業界・職種で活躍できます。特に石油・化学・物流系の大手企業では採用優遇・資格手当の支給が一般的です。
Q. 危険物乙4を取得すると収入はどれくらい変わりますか?
即効的な効果として、現職での資格手当(月1〜3万円)が期待できます。転職した場合の年収レンジは職種・業界によって異なりますが、石油・化学系の製造オペレーターで400〜600万円台が一般的です。乙4単独よりも、他の資格(フォークリフト・第二種電気工事士など)と組み合わせることで、さらに市場価値が高まります。
Q. 一発合格できますか?何回でも受験できますか?
きちんと対策すれば一発合格は十分可能です。受験回数の制限はなく、何度でも受験できます。不合格でも、科目ごとに60%以上を取れた科目については「科目免除制度」を利用し、次回受験時にその科目をスキップすることが可能です(合格から2年以内の再受験に限る)。
Q. 危険物乙4と他の乙種資格はどう違いますか?まとめて取れますか?
危険物取扱者の乙種は第1類〜第6類の6種類があり、それぞれ取り扱える危険物の種類が異なります。乙4(第4類)は引火性液体(ガソリン・灯油・アルコールなど)が対象で、最も求人・活用シーンが多い類です。乙4を取得後、別の類(例:乙1・乙3・乙5・乙6)を受験する場合、「法令」と「物理・化学」の2科目が免除されるため、残り1科目(危険物の性質)だけの受験で済み、取得しやすくなります。乙4を起点にステップアップしていく方も多いです。
